大地のパワーを
その一粒に

無垢な自然が残る、カンボジアの奥地

私たちの畑は熱帯雨林特有の木々が生い茂り、野生の象やクロコダイルが住むような空気が澄んできれいなカンボジアの標高約650mの高地にあります。

そこでの人々は自然と共存し、大地に根付いた生活を行っています。自分達の食べる野菜を育て、鶏を飼い、魚を採る。電気も限られ、洗濯は近くの川で行います。道はありますが、交通が発達していない等の理由で、現地へ行くには困難が伴います。「ここなら人間本来の食を取り戻すための本質的な農業が出来る。」そう思い、私たちはそんなカンボジアの山間にある村で農業を始めました。

胡椒が収穫できるまで2年

先ずは、倒木の撤去や大きな雑草を取り除く必要がありました。自然農法を基本としているので、生きている木を切り倒すことはしていません。ある程度土地が開けてきたところで、土の団粒構造をなるべく崩さないようにしながら雑草を根から取り除いていきます。

そこからやっと胡椒の苗を植えるのですが、蔓の成長を優先して最初の1年強は花の芽を摘まなければなりません。そうやって蔓を大きくしていくことで、やっと収穫が始まります。

自然

nature

自然農法を基本とし、化学肥料一切使わず無農薬をコンセプトにしています。

ここの農園は気候と土(赤土)に恵まれ、作物の持っている本来のパワーと大地のエネルギーで、動植物がすくすく育っていきます。

家族

family

農園の運営により、現地に雇用を生み出すことが出来ます。今は2家族を中心に、農園の管理をお願いしています。

彼らが、丁寧に一生懸命に手入れをしてくれることによって、美味しい粒の大きい胡椒が育ちます。

発展

development

カンボジアは昨今、発展が目覚ましいですが、都市以外のエリアではまだまだ生活水準が低い環境にあるのが現状です。

農園の運営や胡椒の販売等により、仕事で技術が身につき、正しい金額の報酬を手にすることによって、村全体の発展につながってくれるようにサポートを続けていきます。

美味しい胡椒の
ひみつ

どうして"生"の胡椒がいいの?

生の胡椒を初めて食べた時の事は今でも忘れられません。

今まで食べていた黒い乾燥した胡椒とは比べ物にならないくらい、華やかさを生胡椒には感じることが出来ます。

プチッとした食感と口の中に広がる華やかでスパイシーな香りは、一粒でトリコになりました。

生のまま胡椒を食べて、胡椒本来の美味しさをダイレクトに味わっていただきたいです。

胡椒が緑っぽいのはどうして?

収穫したての胡椒は本来、緑色をしています。酸化するにつれ、黒色に変化していきます。

胡椒はとても酸化しやすいものなので、黒色だから品質が悪いという事ではありませんが、緑色の胡椒にはフレッシュさを感じ取って頂けるかと思います。

どうやって食べればいいの?

一粒でも華やかな香りとその味わいを十二分に感じられる生胡椒は、そのままおつまみとして召し上がっていただくこともできます。

また、その味わいや香りを生かして、いつもの料理の仕上げにパラパラっとお使いいただき、アクセントとして使うのもお勧めです。

味が付いていない生胡椒はないの?

生胡椒は水分を含んでいるため、長期間の保管に向きません。

私たちの農園はカンボジアの奥地にあり、物流が発達しているわけではないので、残念ながらフレッシュな生胡椒をそのままお届けすることは現状では難しいです。

ただ、その中でも胡椒本来の味わいが最大限に引き出されるように加工し、販売を行っています。生胡椒は塩漬けや佃煮にすることで、その味わいに深みが増しているかなと思います。